物流倉庫内作業に欠かせない「ハンドリフト」と「フォークリフト」とはどんなもの?

物流倉庫内のマテハン機器

「マテリアルハンドリング」の略である「マテハン」は、物流倉庫などで機械を用いて行う作業全般を指します。物流倉庫内では入荷から出荷まで、様々なマテハン機器が活躍しています。

マテハン機器の種類を作業工程で分類すると、主に「積み込みや積み下ろし業務を担うもの」「運搬業務を担うもの」「出荷業務を担うもの」があります。巨大な物流倉庫などではそれぞれの工程にロボットや自動システムなどを用いることが多いですが、小規模から中規模の倉庫内では、人力では難しい工程を機械で補うという形でマテハン機器を活用しています。

物流倉庫内の作業において、特に人力で行うことが難しいのは積み込みや積み下ろし業務です。物流倉庫内では、非常に重い荷物を移動させ、積み込んだり積み下ろしたりすることが多くあります。時には数十kgの荷物を移動させることもあります。人力で行うのは作業する人に大変大きな負担となりますので、多くの場合、マテハン機器を用いて作業をします。

積み込みや積み下ろし業務によく使われる「ハンドリフト」と「フォークリフト」

積み込みや積み下ろし業務には、マテハン機器の導入が欠かせません。ここからは、積み込みや積み下ろし業務に用いる代表的なマテハン機器「ハンドリフト」と「フォークリフト」をご紹介します。

■ハンドリフト

荷物を載せるパレット(荷役台)を移動させるための機器の1つです。油圧で上下するフォークにパレットをセットし、キャスターとテコの原理を活用して人力で荷物を運搬します。機械で運搬するフォークリフトに比べて細かい動きができるので、狭い場所での作業や正確さが求められる作業に向いています。フォークリフトと違い、免許がなくても操作ができるので、物流倉庫内では非常に多く使われています。

■フォークリフト

パレットを移動させるためのフォークがついた小型の自動車です。ハンドリフトと同様、フォークの上下には油圧を用います。重量がある荷物も運搬でき、大型の荷物の運搬や広い場所での作業に適しています。フォークリフトの操作には、専用の免許が必要です。

マテハン機器は倉庫内作業に欠かせません

物流倉庫内の作業の多くは、肉体的に非常に負担が大きいものです。そのため業界全体においてマテハン機器の積極的な導入や作業の自動化が急速に進められています。

マテハン機器は、以前は専門の業者で購入することが一般的でした。しかし最近では、通販ショップなどを利用し手軽に購入することもできるようになりました。「KOOGU!」のようにマテハン機器専門の通販ショップもあります。KOOGU!は商品を自社で保管しているため、商品の受注から発送まで非常に早いのが特徴で、物流業界での需要がとても伸びている通販ショップです。工場機器などを広く取り扱う卸売業者が運営しているので、品ぞろえの良さにも定評があります。マテハン機器の導入の際には、このような通販ショップの利用を検討してみても良いでしょう。