ビジネスマンが業務スピードを上げるためにやるべきこと
ビジネスマンは会社に入ったときから業務スピードをいかにして上げるかを徹底的に教えられます。無駄を解除し、業務推進のポイントを掴み、どの作業をどう進めるかなどを考えて対処するわけです。
ところが、数年経過してしまうと初心がないがしろにされ、惰性で仕事をする人が多くなってしまいます。その典型的な事例は、パソコン作業にあるといっても過言ではありません。
出社すると、誰しもがパソコンをONにして、真っ先に行うのがメールの点検・確認です。お客様や関係先からメールの連絡が入っていないかを素早くチェックします。そして、返事をしなければないメールへの対応を行います。とにかくも一一刻も早くということで、キーボードを操作し、送信をクリックして一段落という具合になります。
このこと自体は、そう悪いことでもないと受け取る人が多いのですが、実は総合的に業務スピードを上げるという観点からすると、問題があると言えます。
というのも、出社して真っ先に行わなければならないのは、その日の仕事の段取りなのです。一日の時間は限られているわけですから、その制約条件の中で行うべきことを確認し、段取りをした上でないと全体的には業務スピードに支障を来すと言えます。
できる人は、それを出社してからでなく、通勤途上で考えるとしています。それであれば問題ないとして、一般的にはメールチェックよりも段取りを優先しなければならないのです。